吉野内科・神経内科医院でDF-521の探索的臨床研究

千葉県市川市の吉野内科・神経内科医院にてDF-521の筋萎縮性側索硬化症に対する探索的臨床研究の実施がスタートした。研究に参加するALS患者の募集を行っており、募集期間は2016年7月31日までとなっている。

募集詳細: http://www.yoshino-clinic.jp/chiken_01.html

DF-521は東菱薬品工業(販売:日本ケミファ)のデフィブラーゼ点滴静注液(一般名:バトロキソビン製剤)で、1993年に販売開始されたバージャー病や突発性難聴※1及び振動病などを適応とする薬剤である。

国外で脳梗塞急性期治療でのエダラボンとの併用の実績があり、また神経保護効果があることが認められていることから、今回ALSに対してもエダラボンとの相乗効果が期待できるか、また安全性についても問題ないか、探索的な試験が行われる。

デフィブラーゼは選択的に血漿フィブリノゲン濃度を低下させることにより血液の粘度粘度を低下させるなど、 種々な血液の流動性改善作用を示し、それにより末梢循環での血流速度の増加等の末梢循環改善作用を示す。 主な副作用は、注射部位の出血、創部出血等の出血症状 、ALT(GPT) 上昇、AST(GOT)上昇である。

※1突発性難聴は、多くの成因が推測されており、内耳末梢循環障害のみが突発性難聴の原因ではないとされている。したがって、デフィブラーゼは突発性難聴のすべてに投与すべきでなく、病態を観察して各治療法を考慮に入れて、使用を慎重に選択することが望ましい。
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